2023年2月頃よりクレジットカードの不正利用とみられる注文が増加傾向にあります(オーソリ失敗など成立していない注文も含む)。中には同じユーザーが何十枚ものカード番号を入力しているケースも見られます。チャージバックはもちろんですが、オーソリのたびに発生するトランザクション料、注文がキャンセルされるまで在庫が確保されることによる機会損失も無視できないことでしょう。
そこで今回、店舗様の不正注文への対応の負担を軽減するために新たに「番号の異なるクレジットカードを入力した回数」による対策を追加しました。
クレジットカード決済で注文時、過去96時間(4日間)に4枚以上の番号が異なるクレジットカードを入力している場合、決済を行わずにエラーを表示します。
この機能はデフォルトで有効になっていますが、管理画面の「ストア設定 > システム」から無効にすることもできます(カート・受注対応セクションの「短時間に複数のクレジットカードを入力するユーザーをブロックする」)。
普通のユーザーの99.9%はこの機能の影響を受けないと思いますが、万一お問い合わせがあって決済を通したい場合はこちらからオン/オフを切り替えてください。
上記の対策だけでは3回目までは注文が通ってしまいます。これに対応するため、注文詳細画面で、注文日の前後2週間にメールアドレスまたは住所が一致するユーザーがクレジットカードを入力した回数が表示されます。3回以上なら黄色で「注意」、5回以上なら赤色で「要注意」と表示されます。
怪しい注文の場合とりあえず半日ほど待ってみて、カードの入力回数が増えないか確認するのも有効な手段です。